40代のみなさま、こんにちは。
英語をかれこれ50年近くは学んでいるはずのシオジーでございます。
20代の頃は、大学時代に米国コロラド州に短期間の語学留学をし、卒業後は多国籍企業傘下の製薬会社(米国MSD、メルク)に就職しました。
製薬会社では、20代半ばから28才で退職するまで、東京本社に勤務し、多国籍会社での世界のあらゆる地域からメルクの社員が東京本社に配属され、
日常勤務は日本人同士では日本語でしたが、海外からの社員の方とは英語でのやりとりで、管理職は米国本部(Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.)に日々英文でのレポートを送信していました。
その後、離職し司法書士・行政書士資格にパスし、個人事務所を地元で開設し、現在は、不動産会社の専任宅建士としての仕事をしています。
現在英語との接点は、海外の不動産投資を行いたいクライアントへ米国各州の収益不動産物件(特にハワイ州)について、現地の所属州認定の不動産会社&ブローカーの方々と、英文でのやりとりをするくらいのものですね。
しかし、一番英語での格闘を行った年代というのは40代で日本司法書士会連合会総合研究所に無理やり配属させられ(変態でないとやっていけない世界だからと言われて?)、英米法領域の財産法の研究を命ぜられ、オーストラリアの登記制度(トレンスシステム)、イングランド&ウェールズの登記制度、米国、カナダ北米の登記制度を調査するため、
各国の登記局、Law Society(法律協会)、弁護士事務所(Law Firm)、裁判所を訪問し、英語でのバトルを行った時でしたね。
ブロークンの英語で、それも、ほとんど単独行動で事前にアポをとっていた場合はいいのですが、事の都合上、飛び込みで登記局の担当官とお願いして、法制度のレクチャーをしていただいたこともありました。
さて、40代の皆様で、海外赴任はないだろうと思われていた方で、突然、その辞令が下されたという方はいらしゃいませんでしょうか?
でも、今の時代、40代で初めて海外赴任というケースはどうなんでしょうか。あまり多くはないかもしれませんね。企業によりますけど、20代後半~30代で海外赴任を初めてなされる方が多いのかなと感じてますが、
私が勤務していた製薬会社では案外年配の方が(40代~50代前半)、初めて英語圏の国々に転勤を命ぜられるケースが多かったので、このサイトでは40代で海外赴任を経験しなければならない企業勤務の方々や、奥さま、また、40代で初めて単身海外での生活をするという方向けのお話しを中心にさせていただきます。
言語は英語と言うことですが、タイに転勤を命ぜられて赴任したけど、現地では英語を使うことがほとんどなく、タイ語をマスターしなければならなかったというお話しもよくお聞きますが、一先ず国際公用語のトップの地位にある英語ということでよろしくお願いいたします。
なお、皆さまの中では、至急TOEICの点数を高めないといけない方とか、大学卒業後、これまで英語とはあまり接していなかった方とか、趣味で長年英会話をしている方とか、人それぞれ置かれた状況は違うと思われます。
しかし、ある程度確立した学習法が、日本人のどのような方にも一定の効果をもたらすということであれば、即座に、その方法を取り入れていただいたほうが近道かと思われます。
英語を学習するのに、好きな音楽を聞きまくった方、易しい英文書籍の多読を辛抱強く行った方、NHKのラジオ英会話、テレビ英会話で学習を継続された方、動画定額配信サービスで英語コンテンツの海外ドラマでシャドーイングを行い、TOEIC・TOEFLリスニングで高得点をマークした方、中学英語の教科書でスピーチ訓練をした方等々、いろいろな方がいらっしゃると思います。
また、最近の英語教育についていろいろな指導法が提示されていますが、私が中高年・シニアからの英語ということで、その世代の方々に紹介しているカテゴリー中、昨年発売された日経ビジネス(アソシエ)スキルアップシリーズの中の、日経BPムック『土壇場で英語が話せるようになる本』のうちで、
テーマ:『なぜ、あなたは英語が話せないのか?』という項目の中に、『英語が上手な人』に学ぶ、7つの学習習慣について考察するという内容のものがありました。
この記事はキッズのための英会話の教材紹介コーナーでも記載させていただきました。
その中でインストラクター(英語学習コーチ)から次のような指摘がなされていました。
(1)リスニングの学習効果について
毎日、英語を聞き一瞬遅れて復唱する(シャドーイング、0.5秒遅れが目安)が最も効果的であるとのこと。
(2)スピーキングの学習効果について
(A)簡単な英文1つを区切りながら音読練習すること。
話す力を強化するには、音読の実践しかない。学習テキストから易しい英文を1つ選んで、ノートに転記。意味の固まりごとに区切る(和訳は書かない)。区切るごとに、和訳を考えながら英語を発音すること。毎日5分続けると、英語特有のしゃべり方に慣れ、早ければ半年程度で効果が出るとのこと。
(B)日本語と比べながら英語の発音を学ぶこと。
日本人のバイリンガル講師に習ったほうが効率的。学習者がよく知っている日本語との違いを押さえながら学んだ方、理解が深まる。スピーキング力の強化は、ネイティブの講師と一緒に練習するのが最も効果的と考えていましたが、そうでもないとのことです。
もっと、詳しい指摘が専門家からなされておりましたが、大凡、以上のようなことが言われていました。
これから、英語を再スタートさせる方から、海外転勤命令で、至急、ビジネス英語とTOEICの点数をアップさせなければならない方、まったく英語が嫌いで、そうであっても40代で嫌いで苦手な英語にチャレンジしてみようかなという方まで、様々な方がいらっしゃると思います。
一先ず、このコーナーでは英語を学ぶ目的をもって頑張る方々に、学習上参考にしていただく情報を発信させていただく場とさせていただきます。
今の時代は、グーグル翻訳にフレーズを入力してネイティブの発音をチェックできますし、音声認識アプリ(「Siri」や「Dragon Dictation」)を利用して、自分の発音を確認したり、音声を文字データに変換することで発音の正しさを確認したりできますから、20年、30年前と比較すると、語学学習環境も素晴らしくなっていると思います。
なお、別のカテゴリーで、英語教材・e-learningのコーナーがありますので、参考にされてみてください。
それでは、辛抱強く、語学学習を継続させていただきます。